【現場至上主義の行動派ヲタクが送るカウンセラーへの道】
~エピソード⑤~
建築の知識を活かせる技術職に就いたわたし。
両親や身内、お世話になった先生への「恩返し」になると思ってがむしゃらに働いていたわたしでしたが、それだけで頑張るにはやはり無理がありました。
仕事でもプライベートでも色んなことが重なって疲れ切ってしまったわたしはある日とうとう限界を迎え会社に行けなくなりました。
この時、根本師匠のブログに出会って2年ほど経っていたと思います。
今になって考えてみると、徐々に自分軸や自己肯定感を高めていたわたしが「他人軸」で頑張れなくなった結果だったのかもしれません。
辞めたいと思いつつもいつまでもズルズル踏ん切りがつかなかったわたしに色んな問題を起こして辞められるように仕向けてくれたのかも?
出勤出来なくなって数日後、会社の人と相談し、結局わたしはそのまま退職することになりました。
退職の日、一人一人と挨拶を交わしていた時、ある女性の先輩がこんな話をしてくれました。
「自営業をやってる彼氏が今カウンセラースクールに通ってて、わたしも通う予定やねん。もしこういうのに興味があるなら行ってみたらどうかな。」
と。
はい、
出てきましたカウンセラー!!
ゾクっとしました?(してない)
どちらの先生のスクールだったか失念してしまったのですが、これには驚きました。
わたしはこの先輩と心理学やカウンセラーの話をしたことが1度もありません。
わたしがあまりにも疲れ切っていたからか、心配してその話をしてくれたのかもしれません。
先輩の真意はわかりませんが、
わたしはこの時
「わたしはやっぱり心理学がしたいんだな」
と思いました。
小学生の頃から建築の世界を目指して十数年。
わたしはここで「建築」に終止符を打ちました。
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