【現場至上主義の行動派ヲタクが送るカウンセラーへの道】
~エピソード④~
建築科のある専門学校へ進学したわたし。
二級建築士の資格を取るために3年間専門学校へ通う予定でした。
しかし、結果的にわたしは「2年」で卒業します。
2年生の卒業間近の時期に、わたしは家庭の事情により進学を諦めたのです。
今思えばわたしはずっとお金軸・親軸に振り回されていたのかもしれません。
進学予定が急な進路変更により卒業1ヶ月前にも関わらず、急に就職活動をすることになったわたし。
あれだけ早く働きたいと思っていたのにいざ働きに出るとなると、とても怖くて不安で自分で決めたはずなのに覚悟が全然出来ていませんでした。
この頃のわたしはボロボロでした。
しかし、昔から人徳だけはあったわたし。
その当時とてもお世話になっていた先生と話していた時、何気なくポロッと呟いた言葉から、あれよあれよという間に面接が決まり、なんとそのまま就職先が決まります。
初めての就職活動は2週間で終わりました。
結局、インテリアデザイナーにも建築士にもなることは出来ませんでしたが、建築の知識が活かせる技術職へと足を踏み出しました。
専門学校で学んだ知識を活かせる職業だったので早くから仕事を任せてもらったのですが気持ちが追いついていなかったわたしはよくミスをしていました。
自分を責め、挽回するためにただひたすらがむしゃらに頑張りました。
それがわたしにできるお世話になった方々への「恩返し」だと思っていたのです。
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