【現場至上主義の行動派ヲタクが送るカウンセラーへの道】
~エピソード③~
「総合学科」に進学することを決めたわたし。
学校から推薦をもらえたわたしは面接と小論文で入試を突破し、結局受験生らしい受験勉強もすることなく無事に進学することができました。
高校1年生の夏、わたしはオープンキャンパスに行きます。
わたしが行った大学はなんと「心理学」が学べる学校でした。
「素敵な学校!ここに行きたい!」ととても心踊りました。
だがしかし。
オープンキャンパスから数ヶ月後、わたしは「演劇部」に入部します。
初めは人手が足りないから手伝ってほしいと頼まれたのがきっかけでした。
中学時代、放送部だったわたしは音響のお手伝いとして演劇部に足を踏み入れます。
これが、まぁ、モノの見事にハマるのです
わたしが初めて関わったお芝居は先輩の一人芝居でした。
それがまぁすごくカッコよくって!!!!!
「一つの作品をみんなで創り上げていく」過程はものすごく大変だったのですが、本番を迎えた後の達成感とまだまだ何か出来たんじゃないかという悔しさはわたしにとってとても「クセ」になるものでした。
結局、お手伝いから正式に入部になり、気付けば高校生活はどっぷり演劇に浸かってました。
勉強そっちのけで演劇三昧だったわたしにも進路を決めないといけない時は来るわけです。
選択授業で心理学を学んだり、オープンキャンパスで行った大学に推薦で行くことを目指してみたりもしたのですが
・臨床心理士になるには大学院までいかなければならないこと
・オープンキャンパスで行った大学には院がなく臨床心理士にはなれないこと
・そもそも学力の問題(演劇に熱中した結果)
がネックとなり、この道を諦めます。
この時のわたしは「資格がなければ仕事が(就職先が)ない、カウンセラーとして食べていけない」と思っていたんですね。
音響の道に行くこともチラッと考えたのですが「やはり仕事がない、食べていけない」と諦めました。
高校2年生になる前の春頃、大好きな祖母が亡くなったということもあってか「なるべく早く働きに出て手に職をつけたい」という思いがより強くなっていたわたしは結局ここでもインテリアデザイナーを目指すことに決めるのです。
そうしてわたしは「建築科のある専門学校」へと進学するのでした。
これが1度目のカウンセラーを諦めた「点」です。
*全話一覧はこちら
K!naCo - きなこ -