【現場至上主義の行動派ヲタクが送るカウンセラーへの道】
~エピソード⑦~
職業訓練校に応募したわたしをまず待ち構えていたのは試験でした。
職業訓練校にも定員があり、わたしがオススメしてもらった総務・経理コースは倍率約2倍でした。
試験内容は簡単なテストと面接だったのですがまぁグダグダでした(笑)
これはダメかもしれないなと思いましたがなんとか無事に合格します。
そうしてわたしは半年ほど職業訓練校に通うことになりました。
年齢も経験も様々な人が約30人ほど集まったクラスで男性は1人だけでした。
女性ばかり集まっていたので毎日ワイワイと楽しかったです。
PCの基本スキルや経理の勉強だけでなく、1分間スピーチや挨拶など社会人としての基礎スキルも改めて学べて、わたしにとってはとても良い経験になりました。
色んなスキルを学ぶ中でわたしは「簿記」に出会います。
簿記ってその仕組みを理解するまでに好き嫌いが分かれる分野のようなのですが、元々数字に抵抗がなかったからかわたしにはスッと馴染みました。
母が商業科出身で簿記をやってたことも関係しているのかもしれません。
簿記の仕組みを考えた人って本当に天才だと思うんですよ。
基本的な仕組みを理解した後、問題を解くと「なるほど!すごい!」ととても感動したのを覚えてます。
簿記って日本だけでなく全世界共通なんですよね!!!
凄くないですか?!感動しませんか?!
(しませんか、そうですか)
仕組みを理解すればするほど、どんどん面白くなってきたわたしは「経理職」を目指すことを決めます。
そろそろ本腰を入れて就活しないといけないという時に、簿記を教えてくれていた先生が「簿記が好きなら会計事務所とかいいと思うよ。
色んな会社の経理を見れて面白いよ」とアドバイスをしてくれます。
わたしは「経験にもなるし今後にも繋がりやすそうだからいいかもしれないな」と思い、先生のアドバイス通り会計事務所に狙いを定めて就活を始めました。
そしてご縁があり本当に「会計事務所の事務員」になるのでした。
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