根本裕幸先生のお弟子さん制度を卒業したカウンセラーがあなたの相談にお答えするオンラインカウンセリング【ココロノマルシェ】
本日はマルシェに届きましたご相談に【お手紙】という形で言葉を綴りたいと思います。
◆ご相談内容はこちら ◆
人間不信をやめたいのにやめられません
ご相談者:ゆんちょさん
こんにちは。24歳 女です。
過去に 「人には表裏がある(本音と建前)」ということを 身をもって、衝撃と共に痛感させられる出来事を経験しました。
その出来事以降 友達にも 家族までにも 「そう言ってるけど 本当は真逆のこと思ってるんでしょ?」と 疑いの目を持つようになり、人間不信になりました。
特に 社会人になってからというもの、職場の人は みなさん本当に上手に裏表を使い分けており 余計に人間不信が加速しました。
そして 元々 人からどう思われているのか気にしがちだった性格に拍車がかかりました。
人にどう思われているのかが分からないことに対して 恐怖を感じすぎて動けません。また、失敗してしまった時には「こう思われてたらどうしよう」が止まりません。
考えてもどうしようもないことはもちろん分かっています。
自分がこれ以上傷つかないようにするために・自分が自分を守るために 無意識の中で 「人間を信じてはいけない」というブロックを作っているんだろうなというのは感じています。でも 顕在意識的には 人を信じられるようになりたいと思っています。
この、人間不信のブロックを外すには どのようにすればよいのでしょうか。
(このギャップを埋めるためにも 自己肯定感を上げることは必要なのだと思ってはいます。)
この先、生きていけば 悲しいことや傷つくこと 辛いことがあるのは当然。だったらこれ以上傷つきたくないし 何も感情を感じたくないから 人間辞めたいって思うばかりの毎日です。
まとまりのない文章ですみません…。
◆K!naCo- きなこ -からのお手紙◆
ゆんちょさん、こんにちは。
ご相談頂いてから時間が経っておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
どうしてもお声かけしたいという気持ちがあり、今回は【回答】というよりも【お手紙】という形で、言葉を綴らせて頂きたいと思います。
もしよろしければご一読頂けますと幸いです。
***
ゆんちょさんへ
ゆんちょさん、まずは感謝の気持ちを伝えさせて下さい。
人間不信にまで陥っているゆんちょさんがこうしてご相談を送って下さったこと。
わたし達カウンセラーを「信じてみよう!」と勇気を出して行動して下さったこと。
心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
ご相談文を送って下さる時「こんなこと書いて大丈夫だろうか。どう思われるだろうか。」ととても怖かったのではないかと思います。
送信する時、どれだけの勇気がいったことでしょうか。
その恐怖を乗り越えてでも「人を信じたい」と心のどこかで思っているゆんちょさんのお姿にわたしはとても感動し、涙しました。
勇気ある行動を、ありがとうございます。
***
ゆんちょさんはとてもつらい気持ちをたくさん抱えてきましたね。
「これ以上傷付きたくない」 と思うほど、もうすでに深く深く傷付いているんですよね。
「何も感情を感じたくない」と思うほど、たくさんの感情を感じてこられたんですね。
「人間辞めたい」と思うほど、もう心の中がいっぱいいっぱいなんですよね。
一人で抱えるにはあまりにもしんどいけど、他人を信じられないから相談することも出来ない。
ゆんちょさんはそんな思いをたくさん、たくさん、一人で抱えていらっしゃるのではないかと思いました。
とってもつらいですよね。
すごくしんどいですよね。
助けて欲しいですよね。
わかって欲しいですよね。
だけど、他人が、怖いんですよね。
また自分が傷付いてしまうんではないか、って怖くて仕方ないですよね。
人間不信に陥る程の衝撃的な出来事を「痛感」されたんですもの、無理はないです。
だけど、やっぱり、一人じゃつらいですよね。
もう一度「人を信じてみたい」ですよね。
わたし、考えたんです。一生懸命、考えてみたんです。
どうしたらゆんちょさんが「もう一度人を信じてみよう」って思えるようになるか。
でも、どうしても、思い浮かびませんでした。
だってもう、ゆんちょさんは「勇気を出して」一歩踏み出してくれたじゃないですか。
こうして行動に、起こしてくれたじゃないですか。
ゆんちょさんはもう充分すぎるくらい充分「前に進んでいる」とわたしは思うんです。
ゆんちょさんはすでに「もう一度人を信じるため」に歩き出しているとわたしは思うんです。
そんな勇気あるゆんちょさんなら、きっと、また、人を信じられます。
「この人なら、信じてみてもいいかもしれない。」
ゆんちょさんならそう思える人に出会えるとわたしは思うんです。
ゆんちょさん、わたしもずっと「人の目」を気にして生きてきました。
自分が抱える心の重荷を誰に話すことなく、一人で抱え込んで生きていました。
「傷付くくらいならもう誰も信用しない。」
「つらい思いをするくらいなら感情なんていらない。」
「どうせ誰かに話したところで分かってもらえない。」
そうやって生きていたけど、ある時、心の限界がやってきたんです。
「一人では」もうどうしようも出来なくなってしまったんです。
それでもなかなか「誰かを頼る」ことも「相談する」ことも出来ませんでした。
「本当の心の内」までは誰にも話せませんでした。
そんなわたしでも、今では、信頼できる仲間が出来ました。
それはきっと自分では気付かない心のどこかで「人を信じることを諦めなかった」からだと思います。
わたし、きっと、とても、人が好きなんです。
ゆんちょさんも同じじゃないかなってわたしは思うんです。
自分では気付かない心のどこか奥底で人を信じることをまだ「諦めていない」んだと思うんです。
今は深く傷ついていて人を信じられないけれど、本当はすっごく「人への愛に溢れている方」だと思うんです。
だから、きっと、大丈夫です。信じてみようと思える人に、必ず出会えます。
つらい時はまた、いつでも、こうしてここに吐き出して下さいね。
きっとすごく怖いかもしれないけど、少しずつでいいので、ゆんちょさんの抱えている気持ちを話して下さったら、わたしはとても嬉しいです。
わたし達は、いつでも、ここにいます。
決して一人ではない、ということを心のどこかで覚えておいて下されば嬉しいです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
K!naCo - きなこ -