他人の為に頑張ることをやめた話。
ドッカーーーン!!!
数年前、わたしは「大爆発」を起こした。
なんでお前らなんかの為にこんなしんどい思いせなあかんのじゃあああ!
なんで何もせんお前らのためにこんな苦労せなあかんのじゃあああ!
お前らええ大人のくせに自分で自分の頭使えやクソがぁあああ!
って言ってやればよかったのか。
わたしはなんとも言えない複雑に入り混じった「感情」をどうすることもできずただひたすら泣き叫び、自分自身を殴った。
分からず屋な父と母に泣き叫ぶわたし。
「感情」を言葉にすることが出来ないわたしは泣き叫び喚き散らすくらいしか対抗する手段がない。赤ちゃんではないか。
いや、赤ちゃんよりも感情がハッキリしていない分、タチが悪い。赤ちゃんの方がまだ上手に感情を伝えられている気がする。
反抗期らしい反抗期がなかったわたし。
そんなわたしがその時初めて反抗した行動が「家出」だった。
必死止めようとする父親と止めない母親
なんだか虚しくて悲しかった。
もう本っ当にどうしていいかわからなかった。まだ寒さが残る時期でひたすら寒かった。誰に頼ることもできなかった。
こういう時、誰に連絡すればいいのだろうって歩きながらひたすら考えたけど結局誰にも連絡出来ずにただ歩き続けた。
結局一時間くらい外を歩いていただけで戻ってしまったのだけど。その間母からは何も連絡がなかった。悲しかった。
あの後どうしたんだっけ。
もうあまり覚えてないや。
わたしが「他人(家族)のために頑張ること」をやめた瞬間である。
ここに至るまでいろんな出来事が積み重なって積み重なって積み重って「大爆発」を起こした。
「頑張りすぎ」は良くない。
そんなことはわかっている。
でも自分が「どこまで頑張っているか」なんて知ったことではない。当の本人は必死なのだ。
「自分が今どれだけ頑張っているか」
なんてそんなもの考えている「余裕」はない。わたしには「やらなきゃいけない」と思い込んでいることがたくさんあったのだ。
しかしそのうち「本当にしなくちゃいけないこと」はいくつあったのだろうか。
そのうち「自分のためにすること」はいくつあったのだろうか。
多分、答えは「なかった」だろうな。
他人の気持ちに敏感な人。
それゆえについつい頑張りすぎちゃう人。
つい自分の気持ちを隠してしまう人。
「もう頑張らなくていいよ」
って言われたら貴女はどうしますか?
貴女のその「大きな愛」を今度は貴女のために使ってあげて欲しいと言われたら
貴女は何をしますか?
わたしは長年興味のあった「カウンセラー」になりました。
K!naCo - きなこ -