苦しみのない世界は果たして本当に幸せなのだろうか
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ヲタク専門カウンセラー K!naCoです、こんにちは！
大切な人を苦しみから解放したい！
この世から苦しみを無くしたい！
苦しみのない幸せな世界にしたい！
というような善意がきっかけなのだけど、最終的にその想いはとんでもない方向へ行くみたいなアニメやゲームが多いなってふと思ったんです。
苦しみがない世界
って一見すると良さそうに思えるけど、何事も表裏一体であるこの世では、メリットがあれば、必ずデメリットもあるんですよね。
苦しみを取り除く方法は、作品によってさまざまですけど、結局は誰かの犠牲が必要だったり、「苦しみはないけど楽しさもない」みたいな元も子もない展開になることも多かったりするようにわたしは感じてます。
苦しみって感情なので、苦しみを感じないということは、楽しさだって感じられなくなっちゃうわけです。
果たしてそれは幸せと言えるのかどうか。
幸せも感情であり、”感じるもの”ですからねー。
つらさ
悲しさ
苦しさ
寂しさ
嫉妬
羨望
恨み
怒り
恐怖
そんなネガティブと呼ばれる感情を感じられるからこそ、
嬉しさ
楽しさ
面白さ
愛おしさ
心地よさ
喜び
興奮
安らぎ
平穏
愛
そんなポジティブと呼ばれる感情も感じられるんですよね。
ネガティブと呼ばれる感情を感じる時はとても嫌な感覚がするかもしれないけど、
その分、ポジティブと呼ばれる感情を感じる時はとても良い心地がするんですよね。
それってやっぱり相対するものを知っているからこそだと思うし、ただただ楽しいだけっていうのもつまらないかもしれないなってわたしは思うんです。
ここ最近、ＷＢＣが世間を騒がせておりましたが、あれもバカスカ点数入りまくりで、圧倒的勝利！！！だったら、きっと、今回ほどの興奮ってなかったと思うんです。
不安や緊張でハラハラドキドキしたからこそ、優勝の喜びがより一層引き立つわけでしょ？？
＊
もしも恐怖心がなかったら、車に突っ込んでいくことも、高いところから落ちることも、火の中に飛び込んでいくことも、平気でやっちゃったりするわけですよ。
恐怖心や痛みを”感じられる”からこそ、免れられていることだってたくさんあるわけです。
そう思うと、ネガティブと呼ばれる感情も必要なものだよなってわたしは思うんです。
苦しみのない世界はとても理想的ではあるけれど、苦しみすらも楽しめるようになる方が、案外、もっと楽しい良い世界になるんじゃないの？？
なーんて、わたしは思ったりしたのでした。
では、明日もよい一日を！！！
K!naCo - きなこ -
