根本裕幸先生のお弟子さん制度を卒業したカウンセラーがあなたの相談にお答えするオンラインカウンセリング相談室【ココロノマルシェ】
本日はココロノマルシェに寄せられましたご相談に回答します!
カウンセラー K!naCoです、こんにちは。わたしは今日もヲタクです。
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絶妙に言いづらいモヤモヤってありますよね。
そのことでストレスを感じるのは嫌だけど、言うにはちょっと勇気がいるというような「絶妙な言いづらさ」だと思います。
そんな時は一体どうしたらいいのか、わたしなりに考えてみました。
◆ご相談内容はこちら◆
声が耳障りな人への対処法~職場内の今更言えないモヤモヤ問題~
ご相談者:もちこさん
従業員50名程度のオフィスで働くアラフィフ総務です。
コロナ禍でリモートワークが推奨され、出社人数はずいぶん減り、最近は20~30名程度がソーシャルディスタンスを保って働いています。
オフィスはフリーアドレスなので自由な席に座れるのですが、私たち総務は固定席から動けません。
そんな環境での困りごとです。
ディスタンスを乗り越えてくる声。
職場の40代後半男性の声が、申し訳ないけれど・・大変耳障りなんです。
「ボリューム・テンション・トーン・スピード」どれかひとつでいいから下げてほしい。
悪い人ではないんです。でも彼が電話しだすともう耳と脳みそすべてを持って行かれて業務に集中できません。計算や照合といった細かい作業のときは特に苦しい。心を無にできません。席を移動できないのがもどかしい。遠くに座ってくれた日はほっとします。
もう何年も経ってしまっているので今更言いづらくて。
昔は耐えられたのに今無理なのは、自分自身の加齢による我慢力の低下とコロナで知った静寂のためと思われます。いつか言ってやりたいと悶々と機会をうかがう日々・・。
声のほか、柔軟剤や香水の過剰な香り問題など、職場内あるあるな「言い出しづらい案件」への対処法、ご伝授いただけませんでしょうか。
◆K!naCo- きなこ -からの回答◆
もちこさん、初めまして!
音、匂い、光、肌に触れる素材などなど「感覚」が敏感なカウンセラー K!naCoです。
▼「匂い」に関して書いた記事はこちら
わたしはとても匂いに敏感です。 - K!naCo - きなこ -
>職場の40代後半男性の声が、申し訳ないけれど・・大変耳障りなんです。
「ボリューム・テンション・トーン・スピード」どれかひとつでいいから下げてほしい。
悪い人ではないんです。でも彼が電話しだすともう耳と脳みそすべてを持って行かれて業務に集中できません。計算や照合といった細かい作業のときは特に苦しい。心を無にできません。席を移動できないのがもどかしい。遠くに座ってくれた日はほっとします。
>昔は耐えられたのに今無理なのは、自分自身の加齢による我慢力の低下とコロナで知った静寂のためと思われます。いつか言ってやりたいと悶々と機会をうかがう日々・・。
「耳障りな声」って、本当につらいですよね。
気になり出したらずっとそれが頭から離れないところもまたつらいところですね。
しかも一度「自分の心地いい静寂」を知ってしまうと、以前にも増して気になってしまうのも無理はないですよね。
声にイライラし、仕事に集中できないことにイライラし、遠くに座らない彼にイライラし、イライラの悪循環に陥りますよね。
そんな中でも懸命にお仕事をしようとされているもちこさん、とても素敵だなとわたしは思いました。
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>声のほか、柔軟剤や香水の過剰な香り問題など、職場内あるあるな「言い出しづらい案件」への対処法、ご伝授いただけませんでしょうか。
もちこさんはとても感覚(五感)が優れている方だとわたしは思うんです。
例えば、困っている人がいたらすぐ気付くなんてことはありませんか?
「声」だけでなく「香り」も例に挙げられていることから、感覚全般的に鋭い(優れている)方なんだろうなと思いました。
もちこさんはもう何年も苦痛な声に「耐えてこられた」とのことなので「我慢強さ」も兼ね備えていらっしゃいますね。
これだけ感覚が優れていたら、もちこさんの意図せぬところでたくさんの情報を拾って「疲れやすい」というところもあるんじゃないかなと思いました。
そこをリカバリーできるだけのバイタリティがもちこさんにはあるんだと思います。
感覚が優れている、周囲に気を配れる、我慢強い、多角的に情報をキャッチできる、バイタリティがあるなど、もちこさんはこれだけ素晴らしい価値や魅力、才能をお持ちの方なんですね。
まずは受け取れなくていいので、もちこさんにはこれだけの素敵な価値や魅力、才能が「ある」という意識をもって頂けたら嬉しいです。
この意識を少し頭の片隅に置いて、この先読み進めていただければと思います。
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「耳障りな声」の対処法のひとつとして「彼に伝えてみる」というのはいいと思います。
ただ彼に伝える場合、ひとつポイントがあります。
それは「伝わらない可能性が高いという前提」で伝える必要があるということです。
おそらくですが、もちこさんが彼に伝えたとしても何度も伝えないと伝わらない(変わらない)か、もしくは聞き流されてしまう可能性が高いのではないかなとわたしは思いました。
彼にはもちこさんの「優れた感覚がわからない」からです。
もちこさんは彼に「彼の声に相当苦痛を感じている」ということを伝えなければいけません。
もちこさんと彼との関係性やもちこさんのキャラクター、彼のキャラクターなどにもよりますが、高度なコミュニケーション能力を求められるとわたしは思うのです。
言っても伝わらない、言っても変わらない、となればさらに苦痛を感じ、モヤモヤするのではないかなと思います。
それだと余計にストレスが溜まっていく一方ですよね。
そこでわたしがオススメしたいのは「自分自身に意識を戻す」ということです。
彼が席を移動してくれたらいいのに。
彼がもう少し声のボリュームを下げてくれたらいいのに。
彼がもうちょっと周りに気を遣ってくれたらいいのに。
「彼」を主語にしてしまうと「彼が」動かない限り、「もちこさんは」苦しいままですよね?
これって、もちこさんが彼に対して「受け身」の状態になっているのです。
「受け身」の状態でいると、自分で状況を変えられない(変える意識が持てない)ためどうしても苦しくなってしまいます。
「うわっ!来たっ!」と彼の声を感じたら、「今、自分はどんな気持ちがする?どんな感情を感じている?今のわたしに出来ることは何?」と自分自身に問いかける(集中する)時間を持ってみるといいのではないでしょうか。
その間、仕事の手は止めてもいいという許可を自分にすることもお忘れなく!
・気が散るから仕事への力を抜いて自分に集中する。
・お手洗いなどに行き、その場から一時的に離れる。
・飲食が自由だったら、お茶を味わいながら飲む。
など、気分転換や聴覚以外の感覚に集中するような「もちこさんに合う方法」を見つけて頂ければ幸いです。
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それでもイライラしたり、ストレスを感じることはあると思います。
そんな時は、そういった彼への鬱憤をノートなどに書き出すことがオススメですっ!
「やっぱりあいつはうるさいっ!!もうちょっと静かに出来んのかっ!!社内におるのはお前だけじゃないんじゃ、ボケ!!!耳障りなんじゃダボっ!!!」
など、もう好きなようにじゃんじゃん書き殴って下さいっ!!!
(そこまでじゃない?いや、むしろもっとですかね??笑)
彼に見られるとマズいと思うので、お家で思う存分書いてみて下さいね!
イライラや鬱憤は自分の中に溜めると心にも身体にもよくないので、どんどん外へ吐き出してスッキリしましょう!
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ここからは少し余談です。
心理学では『全ての問題は自作自演である』という見方をします。
もしも、もちこさんが「彼に耳障りな声を出させている」としたら?
それは、なぜなのでしょうか。
あくまでも一つの解釈ですが「彼はあなた(もちこさん)にこういう才能がありますよ!と教えてくれているメッセンジャーだ」という見方が出来るんですね。
彼はもちこさんに「もちこさんはとても感覚が優れているんだよ」ということを教えてくれているんだと思います。
もちこさんが自分自身でそのことを受け入れられるようになると、彼のことも「わざわざわたしに才能を教えてくれるためにそんな大声出してくれているのね!ありがとう(はぁと)」と思えるようになるかもしれません。
人は無意識にでも自分(の才能)を否定的に見ていると、周りの人のことも否定的に見てしまいます。
もちこさんが「自分で自分(の才能)を肯定的に見れる」ようになると、自然と周りの人のことも肯定的に見れるようになります。
もちこさんの「優れた感覚」を肯定的に見ていただけたら嬉しいな、とわたしは思いました。
もちこさんの参考になりましたら幸いです^^
もちこさん・回答を読んで下さった方々へ。
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